こんにちは！ Webクリエイタースクール「デジLIG（デジタルハリウッドSTUDIO by LIG）」の運営担当の天（@10TEN10TAN10）です！
デジLIGでは、Web業界への転職を目指す多くの方をサポートしています。
なかには未経験から学習をスタートされる方も多く、これまでもたくさんの受講生をWeb業界へと送り出してきました。
では、Webデザイナーとして転職した先にはどのようなキャリアパスがあるのでしょうか？
Web業界自体が比較的新しい業界ということもあり、どのようなキャリアパスがあるのか不安を感じる方も少なくありません。
「Webデザイナーとしてのキャリアパスがよくわからない」
「このままの働き方でいいのか、不安がある」
「スキルアップをしたいが、それがキャリアにどう活かせるのかわからない」
そんな悩みを抱えている方に向けて、この記事では実際のキャリアパスの事例を交えながら、具体的なステップアップ方法やそれぞれのキャリアに必要なスキルも紹介しています。
あなたに合ったキャリアパスを考えるためのヒントになれば幸いです！
目次
Webデザイナーの概要
仕事内容
Webデザイナーは、企業やサービスのWebサイトの見た目や使いやすさをデザインする仕事です。
具体的には、ユーザーにとって使いやすく魅力的なWebサイトを作るために、レイアウトの設計やカラーコーディネート、写真・イラストの選定や加工、そしてバナー制作などを行います。また、HTML/CSSなどのコーディングを担当することもあり、デザインを実際のWebサイトとして形にする役割も担います。
また近年では、Webサイトだけでなく、Webアプリやスマートフォンアプリなど、画面デザイン全般を担当することもあり、UI/UXデザイナーと業務領域が重なることもあります。
得られるスキル
Webデザイナーとして働くなかで、以下のようなスキルを身につけることができます。
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- デザインツールの操作技術（Adobeのソフト・Figmaなど）
- UI/UXに関する知識と実践経験
- HTML/CSSなどのコーディングスキル
- JavaScript、WordPressなどに関する基本的な知識
- クライアントや社内関係者とのコミュニケーション能力
- プロジェクト管理能力やトレンド分析力
これらのスキルはWeb業界にとどまらず、多くの業種で応用できるスキルです。
Webデザイナーの将来性とこれからの市場動向
Webデザイナーは、自分の手がけた成果物が多くの人の目に触れる、やりがいのある仕事です。
一方で、長期的なキャリアを考えたときに「年収の伸びにくさ」が課題として挙げられます。Web制作におけるデザイナーの役割はどうしても“下流工程”に位置づけられがちで、Webディレクターやマーケターなどと比較すると収入面では控えめになりやすい傾向があります。
また、Webデザイナーは比較的新しい職種であり、トレンドの変化が速いのも特徴です。モバイルファーストの浸透や、AI・ノーコードツールの登場により、「見た目を整える」だけではなく、企画力やUX視点といった上流のスキルがこれまで以上に求められるようになってきました。
こうした変化に柔軟に対応できる人材であれば、今後も安定した需要が見込まれるでしょう。一方で、単純なコーディングやテンプレート作業といった単純スキルでは、AIの進化によって厳しい立場になる可能性があります。
そのため、実務経験を重ねながらWebディレクターやアートディレクターといった職種へのキャリアチェンジを目指したり、転職を通じて業務の幅を広げていくなど、柔軟なキャリア設計が求められる職種でもあります。
Webデザイナーから目指せる職種8選
ここからは、Webデザイナーから実際にステップアップできる職種をご紹介していきます。
UIデザイナー
ユーザーインターフェース（UI）の設計・デザインを専門的に行います。Webサイトやアプリのボタンやアイコン、メニューやページレイアウトなど、ユーザーが直接操作する要素を担当し、使いやすく美しいデザインが求められます。
- 求められるスキル
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- UI設計力
- Figmaなどのプロトタイピングツール操作
- アクセシビリティへの理解
- ユーザー視点など
UXデザイナー
ユーザー体験（UX）全体の設計を担う職種です。ユーザーリサーチやペルソナ設定、カスタマージャーニーマップの作成などを通して、物やサービスを利用する人がどのように感じ、どう行動するかを理解し、最適な体験をデザインしていきます。
- 求められるスキル
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- ユーザーリサーチ
- ペルソナ設計
- カスタマージャーニーマップ作成
- これらのデータ分析力など
グラフィックデザイナー
紙媒体や広告、ブランディング素材など、幅広いビジュアル制作を担当します。企業ロゴやパンフレット、名刺やポスターなど、オフラインの制作物も含めた視覚的なコミュニケーション全般をデザインする職種です。
- 求められるスキル
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- 色彩・レイアウトの基礎知識
- デザインソフトのスキル
- 印刷知識、広告・マーケティングの基礎知識
- 写真撮影・レタッチ技術など
アートディレクター
プロジェクト全体のビジュアルの方向性を決定し、チーム全体のクリエイティブを統括します。クライアントの要望を的確に汲み取り、デザインコンセプトを構築。また、制作物のチェックや進行管理など、全体の品質管理なども行います。
- 求められるスキル
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- リーダーシップ
- ブランディング力
- プレゼン力
- トレンド分析力と先見性など
Webディレクター
Web制作における進行管理や顧客折衝、戦略立案などを担い、プロジェクト全体をマネジメントします。企画立案からスケジュール管理、クライアントとの折衝、そしてチーム間の調整まで、制作フロー全体を円滑にコントロールする役割です。
- 求められるスキル
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- コミュニケーション力
- 課題解決力
- 進行管理マネジメント力
- Web制作における各工程の理解など
フロントエンドエンジニア
デザイナーが制作したデザインをもとに、Webサイトやアプリケーションとして実際に動く形に実装します。HTMLやCSS、JavaScriptなどを使い、ユーザーが目にする部分（フロントエンド）の開発を専門としています。
デザインの知識を活かしながら実装できるため、単にコードを書くだけでなく表現の幅を広げたり、ユーザー視点に立って制作することができます。
- 求められるスキル
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- プログラミング
- UI実装
- 各種フレームワーク（React、Vue.jsなど）の知識
- レスポンシブデザインの実装力など
フルスタックエンジニア
フロントエンド（見た目の部分）だけでなく、バックエンド（裏側の仕組み）まで幅広く開発も行うエンジニアです。データベース設計やAPIの構築、サーバーの構築まで、Webシステム全体の開発を担当します。
- 求められるスキル
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- フロントエンド開発スキル
- 多言語対応力
- アーキテクチャ設計
- APIの設計・開発能力など
Webマーケター
Webサイトやデジタル施策を通して、集客や売上向上につなげる専門職です。SEO対策や広告運用、コンテンツマーケティングやデータ分析などを行い、ユーザーの行動をもとに成果に導く戦略を立てます。
デザインの知識や経験があることで、デザイナーとのコミュニケーションがしやすくなったり、ユーザー目線での訴求を考えられるため、マーケティングの成果を高めやすくなります。
- 求められるスキル
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- SEO/MEO/Web広告の知識
- マーケティング知識
- 分析ツールの操作・評価能力
- 仮説思考など
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キャリアパスを考えるために重要な3つの軸
Webデザイナーのキャリアパスには、下記の3つの主要な軸があります。
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- 実務で培った経験やスキルを活かして、UI/UXデザイナーやディレクターといった職種を変える「業務ベースでのキャリアパス」
- 会社を変えてキャリアアップをする「企業ベースでのキャリアパス」
- 正社員からフリーランスへの転身といった「働き方ベースでのキャリアパス」
Webデザイナーとして習得してきたデザインスキルに、さまざまなスキルや経験、そして自身の興味を掛け合わせることで、キャリアは無限に広がっていきます。
業務ベースでのキャリアパス
現在の業務に関連する別の職種へキャリアチェンジする道筋です。Webデザイナーとして培った経験やスキルをベースに、以下のようなパターンが考えられます。
- キャリアパスの例
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- スキルを広げ、より専門的な職種にステップアップ：デザイナー → UI/UXデザイナー
- スキルを深め、エンジニアの領域へ：Webデザイナー → フロントエンドエンジニア→フルスタックエンジニア
- マーケティング知識をプラスする：Webデザイナー → Webマーケター→マーケティングディレクター
企業ベースでのキャリアパス
制作会社からインハウスデザイナーへ転身するなど、働く環境や会社の種類を変えることでキャリアを発展させる方向性です。
- キャリアパスの例
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- 制作会社からの展開：Web制作会社 → Web広告代理店 → 事業会社のインハウスデザイナー
- 企業規模による展開：中小制作会社 → 大手制作会社 → 大手企業のクリエイティブ部門
- 業種による展開：一般企業のWebデザイナー → テック系スタートアップのデザイナー → プロダクト企業のデザイナー
働き方ベースでのキャリアパス
正社員からフリーランス、またはその逆など、雇用形態を自分のライフスタイルや価値観に合わせて選んでいく方向性です。
自由度の高さから、最終的にフリーランスを目指す方も多く見られます。
- キャリアパスの例
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- 雇用形態による展開：正社員 → 副業を持つ正社員 → フリーランス
- 働く場所による展開：オフィス勤務 → リモートワーク → ノマドワーカー
- 時間の使い方による展開：フルタイム → 時短勤務 → プロジェクトベース契約
キャリアパスの具体的な描き方4ステップ
Webデザイナーとして今後のキャリアパスを描くためには、計画的に進めることが大切です。新しくスキルを身につけるだけでなく、これまでの経験を振り返り、今後どのような選択がしたいのかまで考えていく必要があります。
ここでは、キャリアパスの具体的な描き方をご紹介します。
1. 自分の強みと興味を見つけ、方向性を考える
これまでの学びや実務の中で、どんな業務にやりがいを感じたのか、どんな業務が苦手と感じたのかを理由とともに振り返ってみましょう。そのなかで、自分が得意な領域ややりがいを感じる業務が見えてくれば、目指すべき方向性が見えてくるはずです。
2. キャリアの棚卸し・自己分析をする
次に、これまでの経験やスキルを客観的に整理し、棚卸しをしましょう。
キャリアの棚卸しをすることで、すでに持っている強みと、これから補強すべき課題が明確になります。また、過去のプロジェクトを振り返ることで、自分がどのような仕事に情熱を感じるかも再確認できるはずです。
3. 目指すポジションを決める
これまでの自己分析や棚卸しをもとに、理想の職種や働き方を具体化し、目標を設定しましょう。10年後ほど遠すぎず、3〜5年後に目指したいポジションを考えてみるのがおすすめです。
4. 希望のポジションに向けて計画・行動を始める
目標が決まったら、そこに到達するための具体的な行動計画を立て、学習やポートフォリオ作成、転職支援の活用を進めましょう。
Web業界は変化が早いため、常に柔軟性を持ってキャリアプランを調整していくことも重要です。定期的に自分のキャリアプランの見直しを行いましょう。
また、専門的なキャリアカウンセリングを受けることも、理想のキャリアプランの実現に向けての大きな助けになります。弊社LIGが運営する人材紹介サービス「LIGエージェント」では、Web業界に特化したキャリアコンサルタントが、あなたの経験やスキルを踏まえて、最適なキャリアプランをご提案します。
制作会社としてWeb業界に長く携わってきたLIGだからこそ、現場目線でのリアルなアドバイスが可能です。
Webデザイナーとして成長するためのポイント💡
ここからは、キャリアアップに限らず、Webデザイナーとして成長していくために押さえておきたいポイントをご紹介します。
最新技術やトレンドを日々キャッチアップする
Web業界では技術やデザイントレンドの変化が速いため、継続的な学習が不可欠です。AIやノーコード、UIトレンドなど変化が激しい分野だからこそ、学び続ける姿勢が重要になってきます。
実績やポートフォリオを常に見直す
ポートフォリオは転職や案件獲得の鍵となります。採用担当者やクライアントなど、相手に合わせて見せ方を工夫し、作品数も充実させることが重要です。定期的にポートフォリオの構成やデザイン、掲載する制作物を見直すよう心がけましょう。
弊社LIGが運営するデザインメンターサービス「Deview!」では、現役のWebデザイナーからデザインやコーディングに関するフィードバックを受けることが可能です。
自分ひとりで作っていると、どうしても自己満足なポートフォリオになりがちです。プロの第三者からフィードバックをもらい、より良いポートフォリオに定期的にアップデートしていきましょう。
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コミュニケーション力を強化させる
Web業界は職種に関わらずチームでの連携が不可欠なため、コミュニケーション力はキャリアアップにおいて非常に重要です。伝える力や聞く力がキャリアアップの鍵となります。
【実例】キャリアを広げた人の体験談
化粧品会社でWebデザイナー → 大手通信会社のWeb／グラフィックデザイナーとして転職
デジLIG卒業生｜関さん
IT企業で人事を経験後、デジLIGで学び、未経験から大手化粧品会社のWebデザイナーに転職したデジLIG卒業生の関さん。その後さらにキャリアアップを目指し、再びデジLIGの転職サポートを活用。
実務経験と実績を活かし、大手通信企業のデザイナーとして転職成功されました。Web/グラフィック問わず、さまざまなクリエイティブ制作のデザイナーとして活躍されています。
デザイナーとして次のステップに悩んでいる方も多いかと思いますが、自分がどのようなデザイナーでありたいかという視点を持ち続けることが大切だと思います。
得意・不得意を理解し、自分の強みを把握することで精度が向上します。また、「傾聴力」「思いやり」「好奇心」を忘れずに、デザイナーとしての五感を研鑽することも重要です。
また、周りに相談することで新たな視点やキャリアのヒントを得ることができます。自分の思い描くキャリア像に近づけるよう、一歩一歩進んでいってください！
▼インタビュー全文はこちら 幅広いデザイン領域への挑戦！二度目の転職で見つけた新たなクリエイティブの可能性
Shohei Osawa
フリーランスデザイナー → 学び直して企業のデザイナーとして転職
デジLIG卒業生｜岡田さん
独学でフリーランスのWebデザイナーとして活動していましたが、さらなるスキルアップのためにデジLIGに入学した岡田さん。
デジLIGでの学び直しや転職サポートの活用を通して、結果的に企業のWebデザイナーとしての就職に成功しました。
独学でのフリーランス経験はありましたが、デジLIGでの学習を通して学び直せたことは大きかったです。
転職サポートでは履歴書や職務経歴書の細かいフィードバックをもらったり、書類審査を通りやすいポートフォリオの特徴を教えてもらいながら、一緒にポートフォリオを作り上げたりしていました。
これでもかというほど丁寧に向き合ってくれたからこそ、フリーランスから企業へのデザイナーとして転職が成功したと思っています！
▼インタビュー全文はこちら 独学フリーランスから企業Webデザイナーへ。卒業後も通い続けたくなるスクールの魅力とは？
Yohei Ueda
まとめ
いかがでしたか？
Webデザイナーとして転職した先には、どのようにキャリアパスを描いていくかがとても重要になってきます。
クリエイティブ・IT業界はさまざまなスキルのかけ合わせで、自分らしいキャリアを築ける業界です。「今の自分に何ができるか」ではなく、「これからどうなりたいか」を軸に、理想のキャリアを柔軟に描いていきましょう。
皆さんのキャリアパスをサポートできることを、楽しみにしています！
天でした◎
「Webデザインに興味があるけど、その後のキャリアが不安……」
「もう一度学び直して、デザイナーとして自分らしい働き方を実現したい」
そんな方には、「スクールでの学習」がおすすめです。
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